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報道資料
2025年2月20日
(日本時間)
アプライド マテリアルズ(Applied Materials, Inc., Nasdaq:AMAT、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEOゲイリー・E・ディッカーソン)は2月19日(現地時間)、チップ微細化の限界に挑み続ける大手半導体メーカーへの一助となる新たな欠陥レビュー装置を発表しました。このSEMVision™ H20は業界で最も高感度な電子ビーム技術と先進的AI画像認識を組み合わせ、世界最先端の半導体チップに埋もれたナノスケール欠陥をより的確、迅速に分析することができます。
電子ビームイメージングは、光学的技術では識別できないきわめて微細な欠陥を検査する重要な手段として、長年利用されてきました。その超高解像度は、数十億ものナノスケール回路パターンに潜むごく微細な欠陥を分析することができます。従来はまず光学的にウェーハをスキャンして欠陥候補箇所を洗い出し、その後電子ビームでより詳しく欠陥特性を判別していました。しかし、チップの最小フィーチャーが原子数個分しかない「オングストローム時代」の到来を受けて、実際の欠陥と誤検出とを見分けるのはさらに難しくなっています。
今日の最先端ノードでは、光学的検査で生成される欠陥マップがはるかに高密度化しており、電子ビームレビューにかけられる欠陥候補の数は100倍まで増加しています。プロセス制御エンジニアの間では、指数関数的に増えるサンプルを分析できるだけでなく、量産に必要な処理速度と感度も維持した欠陥レビュー装置へのニーズが高まっています。
アプライド マテリアルズのイメージング&プロセス コントロール担当グループバイスプレジデント、Keith Wellsは次のように述べています。「当社の新装置SEMVision H20を利用することで、世界の主要半導体メーカーは検査装置がもたらす膨大なデータの中から信号とノイズをより的確に区別することができます。高度なAIアルゴリズムと、当社の画期的電子ビーム技術ならではの高速処理、高解像度を組み合わせたこの装置は、3Dデバイス構造の深部に埋もれたごく微細な欠陥を迅速に見きわめ、より速く正確な検査結果を提供して工場のサイクルタイムと歩留まりを改善します。」
アプライド マテリアルズの新しい電子ビーム技術は、2nmノード以降のロジックチップ製造を支える画期的な高度3Dアーキテクチャ(新しいGate-All-Around (GAA)トランジスタを含む)、高密度DRAMおよび3D NANDメモリの形成などに不可欠な技術です。アプライド マテリアルズの欠陥レビュー装置SEMVision H20は、最新テクノロジーノード用として主要ロジック、メモリメーカーに採用されています。
SEMVision H20は2つの重要なイノベーションを活用し、きわめて高精度の欠陥分類と、現行の最先端技術を3倍以上も上回る高速処理を実現しています。
アプライド マテリアルズのSEMVision製品ファミリーは、世界最先端かつ最も広く採用されている電子ビームレビュー装置です。
新しいSEMVision H20はこのリーダーシップを拡張し、次世代CFE技術と高度なAIモデルを組み合わせて、より高速かつ正確な欠陥分析を可能にします。これにより半導体メーカーのチップ開発が加速するとともに、電子ビーム技術がより広く量産に生かされます。
アプライド マテリアルズ(Nasdaq: AMAT)は、マテリアルズ エンジニアリングのソリューションを提供するリーダーとして、世界中のほぼ全ての半導体チップや先進ディスプレイの製造に寄与します。原子レベルのマテリアル制御を産業規模で実現する専門知識により、お客さまが可能性を現実に変えるのを支援します。アプライド マテリアルズはイノベーションを通じてよりよい未来を可能にします。
詳しい情報はホームページwww.appliedmaterials.com でもご覧いただけます。
このリリースは米国においてアプライド マテリアルズが2月19日に行った英文プレスリリースをアプライド マテリアルズ ジャパン株式会社が翻訳の上、発表するものです。
アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:中尾 均)は1979年10月に設立。大阪支店、川崎オフィスのほか全国各地にサービスセンターを置き、日本の顧客へのサポート体制を整えています。
このリリースに関するお問い合わせは下記へメールにてご連絡をお願いいたします。
アプライド マテリアルズ ジャパン株式会社 広報宛メール Applied_Materials_Japan@amat.com
ホームページ: www.appliedmaterials.com/ja